2003年 忠臣蔵~決断の時~

5.0
中村吉右衛門   497分  TVドラマ

古田求氏の手がけた作品。キャスト陣の豪華さや深みのあるお芝居も相まって、2000年代以降に作られた忠臣蔵映像作品の中でも特にずっと心に残り続けている大好きな一作。何より『鬼平犯科帳』に出演していたキャストがズラリと集結しているため、鬼平ファンとしてもたまらない構成になっている。

物語全体としては『仮名手本忠臣蔵』をベースに独自のアレンジを加えた展開が見事で、中でも五・六段目をモチーフにした場面ではボロボロと大泣きしてしまった。

『鬼平犯科帳』で「うさ忠」こと木村忠吾を演じていた尾美としのりさんが前原伊助役で出演しているのだけれど、作中でフルボッコにされてしまう姿がまたなんとも切なく、彼の人間味が溢れていて強く心に残る。古典のドラマ性を活かした古田求脚本の素晴らしさを改めて実感する。

古田求作品