4月【新潟】堀部安兵衛関連散策

2018年4月14日に、新潟県の新発田市に行って安兵衛サン巡りしてきました。

一週間前から天気予報をチェックしていたのだけど雨予報☔で降水確率80%までになってしまったので、出発二日前に慌ててカメラの防水用のカバーを(百均に)買いに行ったのだけど、当日天気予報をチェックしたら「晴れ後雨」に変わっていました。
新発田に雨が降る頃には地元へ戻っていたのでカメラのカバーも傘も一切使うことなくグルッと安兵衛サン周りが出来てホッとしていますヽ(´▽`)/

そしてなぜ安兵衛生誕祭が行われる一か月前に来たかというと、まあずっと生誕祭の時期を狙ったいたのですが、GWと毎年被せるイベントなので混むのイヤだな~と思ったからです・・・(人が多いGWの遠征が苦手)。
安兵衛生誕祭といっても結構地元の方向きのイベントも多いので無理してこのイベントに合わせなくてもいいかなぁと思って、「なんなら桜まつりに合わせよう」と、桜の時期にしました。

すごく可愛い新潟さんにお出迎えさせてもらった。

電車で新潟→新発田に行こうと思ったら駅に書いてある時刻表とアプリで見る時刻表が全く異なっており、アプリの時刻表にすべてビックリマークが付いていて「なんじゃこれ」と思って駅員さんに聞いたら、タイミング悪く、この日は高架化工事による特別ダイヤで運行するようで、貴重な一日限定の時刻表をもらった。新発田→新潟へ戻るときはバスの代行を使ったしとても不思議な移動方法をしました。地元の方と思われる方もと少々困惑しながらバスを使用していたので土地感のないわたしは「???」状態だったけど面白かったです。

特別ダイヤで予定外の駅を経由してからたどり着くは新発田駅~!(^o^)
新発田ではすべて徒歩移動で散策しました。

【生誕の地】

生誕の地と云われている場所に来てみる。立派な石碑!でもここは道路沿いにあるので写真を撮るには車に気を付けないといけないし、赤信号で止まっている人に写真を撮影しているところをガン見されること間違いなし。車の邪魔になっちゃいけないので撮影はほどほどにしてグルッと景色を見てきました。

今年は全国的に桜の開花が早かったけど新潟なのでまだ桜は咲いています(^o^) 安兵衛さんのところにも桜が~!うつくしや。

こちらからのアングルは緑が美しいです。
石碑の横に何かある。近づいたら中に何かいるぞ!
ミニマム安兵衛

 ミニマム安兵衛しゃん!!!!かわいい~!!しっかり赤鞘なのが安兵衛推しの新発田サンの粋なところ。安兵衛さん守り神みたいですね。かわいい。

【新発田城と桜】

定番・新発田城。安兵衛サンのパパが仕えていたところで、何もなければ安兵衛サンもここにお勤めするはずだった場所ですね。

今年は異常に桜が早かったので少しだけ葉桜になっている部分もあるけど、満開だった先週は雨だったので14日に設定して正解ということにしておきます。

お城バックに桜を眺める。ここらへんで雲が出てきちゃったのでちょっと淡く設定していい感じにしてみた。

新発田城内の桜。落ちている桜の花びらがキレイなので敢えて上から見てみるのもヨイ。

かわいい🌸
辰巳櫓

安兵衛ファン必見の辰巳櫓!中に入れます。
わたしは池波正太郎先生の「堀部安兵衛」を読んで安兵衛ファンになったのですが、やはりここは重要ポイントだなあと思います。これが燃えていなかったら安兵衛サンは全く違う人生を歩んでいたことになるし、人生何があるか分からないから面白いとも思うし、怖いとも思うし、色々考えちゃう場所。
中に入って建築構造の説明を一生懸命見ていたら案内役の方に親切にして頂きました。地元のお城は殆ど残っておらず、あまりお城を見る機会がなかったのでお勉強になりますな~!
あと雪国独特の作りをしている部分を教えて頂き、雪国の文化とか生活習慣が大好きなので色々知ることが出来て良かったです。

お城を出て安兵衛茶屋(後述)をニヤニヤしながら覗いていたら、「お嬢さん!パンフレット貰った?」と先ほどの案内役の方が追っかけてくだすって、普段配っていないパンフレットや、清水園の割引券などを頂戴してしまいました!直前まで清水園を先に行く予定だったので、先にお城に来てついていた。いや、好きな土地にはどんどこお金を落としたいので割引がなくても喜んで入園したけど!(笑)

最後に「写真撮ってあげる」と言われてお城をバックに撮って頂きました。つくづく思うのだけど自分はめちゃくちゃ写真写りが悪い。
マップも頂けてオススメな場所や清水園の行き方などを教えていただき、非常に親切にしていただき感謝しきれませんでした。優しい方が多い所は嬉しいです。

【安兵衛茶屋と安兵衛像など】

楽しみにしていた安兵衛茶屋!外装がもう~~!すっばらしい!とってもカワイイ!大好きですねこういうの・・・名前が可愛いし・・・

安兵衛茶屋の脇にまたまた可愛すぎる安兵衛クンたち。子供向けアニメに出てきそうな絵柄の安兵衛クン・・・。かわいい・・・・・・・・

いましたぞここにも安兵衛さん。ちょっと足が短いのも可愛く見えます。
小さい兄弟が「あ~!これでで写真撮る~!!誰かなあ~?あ~!刀だ~~!」とキャッキャしながら親に写真撮ってもらってて和みました。

Google Mapsだと安兵衛さんちょん切れているので本物を見ることができてよかったですね。

 短足可愛い安兵衛サンの脇には勇ましい安兵衛像。
は~・・・かっこいい・・・

いいお顔・・・・
もう名前だけでもかっこいいからこの男はズルい

忠臣蔵サミット関連で地元茨城のお名前が新発田市で見ることができて嬉しい(^o^)

やすべえ君「ちちうえ・・・あれが辰巳櫓でござる・・・」
やすべえ君「おれの顔がえぐられてる」

【武庸橋・新発田の街】

シャッター可愛すぎるゾ・・・義士祭やっている姿。長徳寺なども描かれている。ここらへんは素敵な商店街になっていて、安兵衛さん関連の商品を売っているお店が沢山あるので、楽しいです。
何でもかんでも「安兵衛」の名前を付けて売っちゃうあたりがイイところ。安兵衛関連のお菓子を選んでいる時に、ここでもパンフレットを頂いちゃいました!長徳寺さんのことについても教えてくださり、新発田全体で安兵衛サン関連地を大切にしているのが伝わってきて素敵なことだと思いました。

歩いている時に突然おばあちゃんに「お姉ちゃんこれ見て!あたし新聞に載ったの!」と新聞記事を突き出されて「本当ですね~!あ、写真はちょうどこの場所なんですね~!すごいですね、この記事大切にしてください」とニコニコしながらお答えしたけど、見知らぬ人に自分のニュース報告してきちゃう新発田の人が面白くて温かくて「何だここ!とことんいい場所だな!」と感じました。おばあちゃんは「形見にする!」と喜んでました。(笑)

で、ここまで色々な人とお喋りしたけど新潟の人の訛りを全く聞けなかったです。新発田って訛ってないんですかね?それから「茨城」を「いばらき」と濁点を付けずに正しく発音しているのも特徴的だ(本当はこれが普通なのだけど)。関西に行くと9割「いばらぎ」と返ってくるのですが、人によってというより、場所によりけりなんだと気づいて面白かったです。

余談はさておき、武庸橋に来ました。

老朽化したため二代目武庸橋。ここにも安兵衛サンの名前使うのが素敵。やすべえを渡る。よい。

【長徳寺】

安兵衛ファン必見 長徳寺さんの安兵衛手植えの松(2代目)。

ご立派・・・。松はどこいってもキレイ。
赤穂の大石さんの手植えの松や西尾の清水さんのお墓前の松など、色々な松を見ているけどどれもご立派。

昨年11月に東京の安兵衛さんが眠る泉岳寺から分骨してもらって新しく作られたばかりの安兵衛さんの新発田のお墓を参拝(分骨といっても泉岳寺の安兵衛さんのお墓周りのお砂を持ってきただけで勿論本当に掘り返してはいない)。
お墓は載せないのでお墓の手前にあるかわいい蛙さんを載せておきます。新しいお墓なのでキレイでした。ここには中山家菩提寺なので中山家のお墓がござる。脇っちょには義士堂。商店街で声を掛けて頂いた方に「茨城から来たと言えば住職さんに言えば鍵開けて中覗かせてもらえるかも」と言われたのですが、私ごときが住職さんにお願いするのも気が引けるので外から覗いてきました。
義士堂の中にいる不破さんや武林さんが手前にいたのでめっちゃ目が合いました。もうこれだけで十分だ。ありがとうございます・・・義士堂は後ろのお墓がうつっちゃったので載せません。中の一般公開は義士祭のときに行われるそうです(´▽`)

【清水園・足軽長屋】

(一学じゃないよ)
庭園大好きマンなので実は恐らく一番楽しみにしていたんじゃないかって場所です。安兵衛さん関連の資料館もあるしね。

お屋敷の中から見える景色が美しいです。

 泉水が大きくて圧倒されます。緑に囲まれるのって気持ちいいですよね。近松さんが落ちた吉良邸の泉水より大きかったかなこのレベルは(テキトーなこと言ってるので本当のことはわかりません)。

池を泳ぐ鳥もいる
どこを見渡しても池が入るくらい池は大きい
鯉もいる

グルッと一周したけど素晴らしかったです。落ち着ける場所です。ここなら雨でも絶対美しかった。

見ごたえたっぷり安兵衛さん関連の資料館「堀部安兵衛伝承館」。いいものありすぎて予定していた時間を越えて長居してしましました。安兵衛さんだけでなく弥兵衛さんや吉良さんの刀やお手紙もありました。これはすごい・・・あまり展示品載せるのもアレなのでぜひ現地に行って見に行くべき・・・

一番嬉しかったのが、最近見つかった安兵衛さんの印籠が見られたこと!!やった~~!!印籠や根付・煙草入れやお財布といった江戸の小物が大好きな人間なので大好きな人が使っていた大好きな小物という組み合わせには興奮せざるを得ないのです・・・ネットで写真だけ見てたけど根付の部分がどうなっているか生で見て初めて分かって根付のデザインも可愛くて「やっさんのセンス~~!!超絶いい~~~!シャレオツ元禄武士~~!!☆」とテンションあがりながら拝んできました。葵の模様が入った印籠なのは分かっておりましたが根付の上の方人型っぽくてびっくりしました
そうだったんだ。かわいい・・・(因みに近松さんの印籠はお犬様のデザイン。かわいいよ・・・かわいい・・自分が戌年だからかな)

はわわ~!!国芳先生の恐らく一番有名で私が一番好きな作品の四十七士勢ぞろいぃい・・・!><

近松しゃん~~~~(>ワ<)☆一番端っこにいた・・・ん~~~!!!勝田くんの横に居るのでお犬様と並んでて可愛いです!!!!!想像以上に楽しい資料館でした。
もりい先生の作品も生で見られて嬉しかったです~!!!討ち入り時の作品が屋敷内の光と月明かりが美しくて映画を見ているようなリアリティがあってお気に入りです。

新発田のぼんぼりはやっぱり可愛い!五輪のエンブレムの案の一つだった模様に似ていることから新発田が応援していたけど私はあの模様好きだったなあ。市松模様になったけど。

ラストに清水園に併設されている足軽長屋

足軽が生活していた様子が想像できますね(´▽`)

ここから見たお屋敷の造りもたのしい。
赤穂の話になるけど、近松さん・早水さん・菅谷さんの赤穂のお家って意外と赤穂城から少し離れていて端の方なのだけど、この三人のお家のすぐ脇が足軽長屋なので、これを見ていて色々想像しちゃいました。「赤穂で例えたらこっちが菅谷さんで隣が早水さん家だからここで、向かいが・・・そう、ここらへんが!近松さん家☆」とか。ここでこんな妄想する人なんて私くらいしかいないだろうが。早水さんって、近松さんとの手紙が一番多くて仲良しなのが分かるけど、たぶんその次に菅谷さんの手紙が多いじゃないですか。同じ役職だからってのはあるけど馬廻りってかなり多いし、赤穂での家の場所を考えるとご近所同士だったから仲良くなったってのも考えられるのかなあ、とも思いました。
勿論少し歩いたら他の四十七士の家なんてゴロゴロあるし全員がご近所みたいなものだけど、特にこの3人は同じ敷地なので、お手紙の多さを考えるとご近所のお付き合い関係って重要なのかしらん、なんて考えてしまう(お江戸マスターではないので推測だけで正しいことは言っていない)。
様々なことがきっかけで江戸時代の暮らしをもっと知りたいなあと思う。


【ゲットしたもの】

やっさん関連のお菓子が至る所にあるので全てゲットはできませんでしたがこれだけでも結構な数!やっさん系のものだけ商品名書いときました。

上の画帖以外頂き物です。(入園の際貰えるパンフレットも含む)画帖は「安兵衛茶屋」で買いました。講談で有名な話の絵本。

新潟ストラップ・・・こういうご当地系の好きでついつい買っちゃうんだよなあ・・・新発田はここです

【その他】

 茨城から持ってきたお茶なのですが俳句コーナーを何気なしに見てみたらまさかの新発田市の方からの投稿で運命を感じました。記念に新発田駅で撮った。
それから新潟駅にブックオフがあって、中古の本屋さんが家の周りにあまりない土地に住んでいるため「すご~~い!ブックオフが駅に入ってるなんて新潟やる~~!」と思いながら入って「上野介の忠臣蔵」の文庫本買った(笑)。昔、単行本の方を図書館で借りたきりだったので再読してみます。吉良家家臣のご贔屓は山吉さんの次に新貝さんなので確か新貝さんがちょこちょこっと出てくるこの作品は楽しかったはず(記憶が薄れている)。本のメインは清水さん。

以上新発田レポートでした。10年くらい前に「安兵衛さんファン」やり始めてすぐ「忠臣蔵ファン」に変わった人間ですが、忠臣蔵を好きになるきっかけを作ってくれた安兵衛さんの故郷に来るのが大分遅くなってしまいました。今更ですが来ることが出来てよかったです。安兵衛さん推しがすごかったです。大好きですこういう町。
福島会津の方でもちょっと「安兵衛は俺のもん」って宣伝がありますが、最近は新発田のゴリ押しが強くなっていると思います。会津は山鹿素行先生いるから大丈夫だよ!!とまあ新発田の安兵衛好きを肌で感じてきましたが安兵衛さん、若くして新発田を去り江戸に行ってからふる里へは戻っていませんが、それでもガッツリふる里が安兵衛さんを応援して支持していることはイイことだと思います。
ここまで推せるのも安兵衛さんが元々人気だったのもあるけど街全体が力を入れて宣伝してくださるとどんどんお金を落としたくなります。

(ぼやき)近松さんの故郷・野洲市に2回行っていますが、野洲市さんは近松さんは別に何も推していないのですよね。何かやって欲しいです。だってやっさんと違って近松さんは刃傷事件後故郷に戻っているのですよ、推せばいいのに。でもやってくれたら嬉しくて私は野洲市の旧比留田村に移住しちゃいそうなレベルなので「知っている人だけ知っている秘密の場所」くらいがちょうどいいのかもしれない・・・!?