加東大介 93分 映画
俵星玄蕃が主人公。俵星に弟子入りするのは決まって杉野十平次さんだけど、この作品ではまさかの倉橋伝助さん。倉橋さんってドラマじゃ全然出てこないキャラだけど、個人的に大好きな人なので人選にびっくり。ただ本当に名前を借りただけみたいな感じで、杉野と言われたら杉野にしか思えないくらい杉野の立ち位置だった。ちょくちょく出てくるのは原さんと冨森さんで、二人は組んでる感じだった。このコンビも少し珍しい?でも作る側にとって冨森さんは結構使いやすいんだろうなあ。冨森さんは「名脇役」キャラだなあと思っている。
さて主人公の俵星玄蕃さんは加東さん。俵星玄蕃役の人って結構ガタイがいい人がやることが多いけど、そのイメージにぴったりだった。サッパリした性格が好印象。倉橋除く唯一の門弟の万作が病で倒れたときに非常に心配して、女ではない大事な門弟のために人情深いところを見せてくれて高額な薬(人参)を必死で買い求めたりするのはイイものだと思った。その流れで上杉家と内蔵助たちを絡めてきて面白い展開になっていった。どうでもいいけど無事討ち入りが終わって赤穂浪士たちが引き揚げているシーンでかなりの浪士が二人組で片方が肩を借りていて怪我人が大量に出ているように見えた(笑)。