1958年 忠臣蔵 暁の陣太鼓

5.0
森美樹   97分  映画

安兵衛の人生を描いた作品。冒頭の新発田藩に仕える安兵衛が珍しくて一気に引き込まれた(舞台はすぐに江戸になるけど)。

俵星玄蕃を出して、さらに男勝りの髪結いのお勝を安兵衛に惚れさせて物語が進んでいく。刺客に襲われるまで安兵衛は強いことを隠す田舎から出てきた世間知らずの武士。そこからいつもの「喧嘩安」に大変身。高田馬場、婿入り、ひた隠し、そして討ち入りまで飽きることなくテンポよくやってくれた。でも高田馬場まででもかなり満足できたかなあ。一人で大盛り上がりしながら見てた。江戸っ子の地味でさり気なく笑いを取ってくるところが好きだなあ。

ラスト、辞世の句をお勝に渡してもう長屋には戻れないということを示唆した行動も粋だと思った。ご家老様の句だったけど😦