丹波哲郎 全2話 TVドラマ
普段出てこないような忠臣蔵メンバーが出るので好き。女性視点といってもしっかり忠臣蔵だし男もガッツリ出るし、設定はオリジナル部分が非常に多いけど楽しめる作品。
矢田さんがメインキャラの中に含まれていたり忠左衛門さんに加えて沢右衛門さんとオリジナルでその妹まで出て親子のお涙頂戴シーンがあったり、前原さんのオリジナルストーリーも挟んだりと、すべて女性を絡めたいい話がまとまって楽しめる。吉良側の家臣もしっかり出させており、こちら側のメインは、左右田(源)さん。赤穂側の女とイイ仲になるというよくある(?)話。そんで、細かくて好感度がガツンとアップしたのは、ほんの少し出てくる山吉さんが方言を使っていたこと!。何故だか北の方言が作品に出てくるだけで、会話一つ一つに重みがあって、意味も分からず泣けてくるのだけど、この作品も山吉さんや泉ピン子さん演じる女中の会話が、素晴らしかった。何気ないのだけど。
この作品のセットが昔らしさを醸し出していて、人工美とはこういうことをいうのかしらなんて思いながら周りのセットを眺めていた。スタジオのセットが非常に豪華で、当時の美術へのお金の掛け方が今より凄かったんだなと実感した。好き。