伊東四朗 100分 演劇
現代版忠臣蔵で吉良さん主人公。
本来はしっかり元禄が舞台で、討ち入り中炭小屋で隠れている場面でストーリーを展開させていく予定だったが、井上ひさし氏の「イヌの仇討」と設定がかぶるため、思いっきり路線変更して現代版になったそうな。現代の病室が舞台で、そこから別の場所に切り替わることはなく、病室の会話だけで100分の作品が出来上がっている。最後の最後に一瞬だけ舞台が江戸になるが、こんなに場面切り替えがないのも珍しい。そのため少し物足りなさを感じた。吉良さんの娘なども出てくる(史実と名前が一緒)し、病院の先生が栗崎さんだったり、史実を意識している。