越岡裕貴・工藤美桜 120分 映画
「のべつまくなし」をアレンジしたお話。映画化されました。「のべつ」の観劇時に聴いたことのある音楽も使われていた…気がする。登場人物は大きく変わらないけど、ストーリーは結構異なっていて完全に別物。近松門左衛門が女になっている。
交通費もかからないし映画チケットの方が圧倒的に安いから有難いのだけど、でもこれは舞台向きだなあ、と観る前に思ったし、観た後もその気持ちは変わらない。何だか大画面でやられると観ているこっちが恥ずかしくなってしまった。ビジュアルはキラキラな舞台にお誂え向きの衣装なのに、ロケ地は映画撮影用のしっかりしたセットのある場所で撮っているから、違和感を覚えてしまう。
赤穂側の人間は、前回は安兵衛&大石くらいしかしっかり出てこなかったけれど、今回は吉田&寺坂主従も登場。赤穂以外の人間もキャラが濃いからおまけくらいかと思いきや、吉田さん…寺坂さんに斬られて退場という衝撃的な結末。。。途中で四十七士が欠ける物語なんか今までになくて、ショックです(※寺坂さんは由井正雪に育てられたお弟子という設定で、赤穂側に紛れ込んでいた)。前回同様に、少年漫画らしさは残してありました。仲間の途中退場も含めて😢